超簡単!自転車前ブレーキワイヤーの交換方法を解説するよ

超簡単!自転車前ブレーキワイヤーの交換方法を解説するよ

長く乗っている自転車やしばらく乗らなかった自転車のワイヤーは伸びたり劣化して切れやすくなります。

先日、ママチャリで走っている最中に前ブレーキをかけたら突然ブツッとブレーキワイヤーが切れました。
輪ブレーキワイヤーの切断画像
平らな道をゆっくり走っていたので後ブレーキでカバーできましたが、急な下り坂だったらと思うとゾッとします。


ママチャリとはいえ、やっぱりマメな手入れは必要だな。と思いながらブレーキワイヤーの交換をしました。

前ブレーキのワイヤー交換は初めてでも10~15分程度でできる簡単な作業ですが、自転車屋さんで交換すると1,000~2,000円の費用がかかります。

自分で交換すれば400円程度で済みます。

ママチャリ用のブレーキワイヤーはホームセンターの自転車コーナーで売られているので手に入れるのも簡単です。

そんな理由で、ママチャリ前ブレーキのワイヤー交換方法を画像つきで解説します。

ワイヤー交換に必要なもの

ワイヤー交換に必要な工具の画像

  • ペンチ(刃つきのものならなんでもOK)
  • 10mmのスパナ(10mmのナットが回せればなんでもOK)
  • 交換用ワイヤー(ホームセンターで400円前後)

ワイヤー交換の5つのステップ

  1. ワイヤーキャップを引き抜く
  2. ワイヤーナットを緩める
  3. 古いワイヤーを抜いて新しいワイヤーに入れ替える
  4. ワイヤーナットを締める
  5. ワイヤーキャップを差し込む

1.ワイヤーキャップを引き抜く

ブレーキワイヤーキャップの画像
ブレーキワイヤーの先端についているワイヤーキャップの先端をペンチでつまんで引き抜きます。

ブレーキワイヤーキャップをペンチで引き抜いている画像
なるべく先端をつまむと簡単に抜けます。

引抜けない場合はペンチの刃でワイヤーごと切っても構いません。

2.ワイヤーナットを緩める

ワイヤーナットを緩めている画像
ワイヤーを締め付けているナットを緩めます。

ナットは全部はずす必要はありません。
ワイヤーナットを横から見た画像
ワイヤーが抜ける程度緩めればOKです。

3.古いワイヤーを抜いて新しいワイヤーに入れ替える

古いワイヤーを抜いて新しいワイヤーに入れ替えます。
古いワイヤーをブレーキから引き抜いている画像
古いブレーキワイヤーを上に引いて引き抜きます。

キャップを引き抜いている画像
ブレーキレバーの根本に付いているキャップを引っ張ってはずします。

ブレーキワイヤーを横にずらしている画像
ワイヤーを横にずらします。

ワイヤーをくぼみまでずらした画像
ワイヤーをくぼみまでずらします。

タイコごと上から引き抜いている画像
タイコごと上へ引き抜きます。

※ワイヤー切れはタイコとワイヤーの付け根部分が多いです。

新しいワイヤーを差し込んでいる画像
新しいワイヤーのタイコを差し込みます。

ワイヤーを横にずらした画像
ワイヤーを横にずらして、

ワイヤーを定位置にセットした画像
この位置にきたら、

キャップとワイヤーチューブを差し込んだ画像
キャップとワイヤーチューブを根本に差し込みます。

ブレーキワイヤーをテンションアジャスターに差し込んでいる画像
ブレーキ側のワイヤーをここに通します。

締め付けナットの穴にワイヤーを差し込んでいる画像
締め付けナットの穴にワイヤーを通します。

隙間を3mm前後にブレーキを閉めている画像
ブレーキシューとリムの隙間は両側3mm前後になるように、ブレーキの両側を手で閉めます。

隙間を保ちながらナットを締めている画像
3mm前後の隙間を保ちながらナットを仮締めします。

ブレーキシューとリムの隙間が両側3mm前後になっていることを確認したらナットをしっかり締めます。

ナットを締めたら停止テストをしてみましょう。

平らな場所でゆるいスピードからブレーキレバーをギュッと握ってブレーキがしっかり効けば成功です。

5.ワイヤーキャップを差し込む

ブレーキテストが終わったら余分なワイヤーを切ってワイヤーキャップを差し込みます。
余分なワイヤーをペンチでカットしている画像
ワイヤーの余分を適当な長さのところでペンチでカットします。

ワイヤーの先端にキャップを被せている画像
ワイヤーの先端にワイヤーキャップを被せます。
(新品のワイヤーに付属しています)

キャップを差し込んだ画像
ワイヤーの先端にキャップを差し込んだら、

キャップをペンチで潰している画像
ペンチでキャップを潰します。

ワイヤーキャップをペンチで潰した画像
軽く引っ張ってみて、はずれなければ完成です。

ワイヤー交換を完成した画像
お疲れ様でした。

最後に・・・

自転車のワイヤーの劣化は乗る距離や経年、保管環境によってさまざまで、いつトラブルを起こすかの予測は一概に言えません。

ですが、前後どちらかのブレーキが効かなくなった場合でも、片方のブレーキがしっかり効くようなら安全に停止できる可能性が高くなります。

ですので、常に前後ブレーキはどちらもしっかり効くようにメンテしておくことが大切だな。と思います。

自転車は後ブレーキが特に効きにくいので、しっかりメンテナンスしておきましょう。
 
 
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