親知らずの抜歯は痛い?抜歯後の食事と注意点

親知らずの抜歯は痛い?抜歯後の食事と注意点

親知らずの抜歯の痛みは、抜歯中ではなく、麻酔の効果が切れてからです。

抜歯の不安が少しでもやわらぐよう、自らの親知らず抜歯体験をもとに、抜歯後痛みの経過や食事や注意点についてお伝えします。

親知らずを抜く前の前準備

  • 抜歯をする日は休みの前日がおすすめ

    特に抜歯後当日~翌日は痛みがピークで、集中力がなくなり、顔も腫れて動く気にさえなりませんので、可能であれば仕事や学校の休みの前日に抜歯してもらうのが、良いかと思います。

    僕の場合は歯茎を切開してからの抜歯だったせいか、顔がかなり腫れ上がりました。

    金曜日に抜歯、土曜日に消毒、土日は安静のスケジュールがおすすめです。

  • 抜歯前にご飯を食べておく

    親知らずを抜いた直後は、痛さと口の開きづらさで、まともにご飯が食べられません。

    痛みで食欲も出ないのですが、しばらくの間は日常的な食事ができなくなるので、抜歯前にしっかりご飯を食べておくのがおすすめです。

  • 抜歯後の食事を用意しておく

    特に一人暮らしの場合ですが、抜歯前に抜歯後の食事を準備しておきましょう。

    痛みで買い物さえも行きたくなくなります。

    抜歯後におすすめの食事はこちら>

抜歯中の痛み

麻酔の注射がチクっとする程度で、抜歯中に痛みは感じませんでした。

ですが、ゴリゴリ、グリグリされる音と感触が気持ち悪いです。

僕の場合、抜歯にかかった時間は20分程度でしたが、思っていたよりも、あっけなく終わった。というのが感想です。

親知らずの状態にもよると思いますが、抜歯中の痛みは、あまり怖がらなくても良いと思います。

抜歯後の痛みと経過

抜歯後の痛み
抜歯中の痛みはありませんが、麻酔の効果が切れかけると鈍痛が始まります。

僕の場合は抜歯してから1時間後くらいに痛みがきました。

すぐに痛み止めを飲みましたが、完全には痛みが消えずに、ズッキンズッキンと深い鈍痛が休みなく続いて辛かったです。

痛みの経過はこんな感じでした。

1日目:かなりの鈍痛(服用時間内で常に痛み止めを飲む)

2日目:歯医者にて消毒、かなり痛む(顔が腫れる)

3日目:痛みが少し和らぐ(薬は必要ながら量が減る)

4日目:3日目の痛みと変わらず(顔の腫れが引き始める)

5日目:痛みがかなりやわらぐ(痛み出したら薬を飲む)

6日目:5日目と同じ(顔の腫れがなくなる)

7日目:抜糸、痛みはまだ残る(我慢できないときだけ薬を飲む)

完全に痛みが引くまでは2週間くらいかかりました。できれば二度と味わいたくない痛みです。

ちなみに、冷やすと痛みが少し和らぎます。

抜歯後に注意したいこと

医者からも指示があるかと思いますが、抜歯後3時間は熱い食べ物と飲み物はいけません。

麻酔が効いて温度感覚がなく、火傷の恐れがあります。

出血しやすくなるアルコールや辛いもの、キズを刺激するスナック菓子などの硬い食べ物は避けましょう。

お風呂はお湯に浸からずにシャワー程度です。

抜歯後におすすめの食事

豆腐系料理

抜歯の状態によるかと思いますが、抜歯直後はダイエットできそうなほど食欲がなくなります。

痛みが和らいでくると食欲が戻ってきますが、噛むことが難しいので、なるべく柔らかく食べやすいもの、抜歯後におすすめの食事を紹介します。

  • 豆腐系(冷奴、湯豆腐、卵あんかけ、玉子豆腐)
  • プリンや杏仁豆腐、ヨーグルト
  • おかゆやおじや
  • 茶碗蒸し
  • 温泉卵
  • ワンタンスープ
  • 柔らかい具だけのカレーやシチュー
  • ゼリー飲料)

抜歯後の食事は上に挙げたような、なるべく噛まないで流しこむような食事をしましょう。

食事後に抜歯部分が痛くなった場合は、うがいをしてみてください。
それでも良くならない場合は診察してもらいましょう。

僕の場合は抜歯部分に食べ物が詰まって痛くなり、歯医者で洗浄してもらいました。

ご飯粒などが特に詰まりやすいです。

長くなりましたが、以上が親知らずレポートです。

ちなみに、僕のケースでは、2ヶ月程度で抜歯の穴は完全にきれいに塞がりました。

抜歯後は痛かったですが、抜く前に繰り返された炎症がなくなり、親知らずが虫歯になるリスクもなくなりました。

抜歯の痛みや治癒期間は親知らずの状態によるかと思いますが、質の悪い親知らずなら、早めに対処するにこしたことはありません。

痛みは伴いますが、一時の辛抱です。